令和7年度 商工会長あいさつ

2025年06月12日

中川好大会長

 昨年の総会にて、私が商工会会長職を拝命し新たな役員の皆様方と運営し、一年を経過することが出来ました。一年間大過なく運営できましたのも皆様方のおかげと改めて感謝申し上げます。

一年前、就任のあいさつで、目まぐるしく変化する環境の中、時代のニーズに瞬時の対応が求められ、当商工会の運営においてもその変化に対応し、まずは会員の増強を念頭におき運営基盤の充実を図ること、そして会員事業所のニーズに応じたサービスの向上を目指し、会員事業所の発展と裾野市の発展に寄与していきたい旨のお話をさせていただきました。

昨年、令和6年度は、裾野市のお計らいにより物価高騰対策補助金の申請窓口を商工会・観光協会にゆだねていただいた事も影響してか、会員数も当初の735事業所から785事業所に事業所の大幅な増加を見ることが出来ました。また、産業祭「市民のふれあいフェスタすその」もコロナ前と同様に開催させていただき、多くの会員事業所の出店の中、多くの市民の皆様にご来場頂き、賑わいのあるフェスタを開催することが出来ました。経営支援におきましても、経営指導員・支援員による伴走型の経営相談や経営支援に関する提案を通じ事業所経営のお手伝いをさせていただきました。

令和7年度を迎え、円安に加え、物価高、原材料・資源価格の高止まりや、人手不足など、私たち中小・小規模事業者に取りましたては、まだまだ厳しい経済環境が続いております。

しかしながら、裾野市においては、トヨタウーブンシティーが実験都市としてこの秋本格稼働され、裾野市においてもそれに関連して岩波駅周辺の整備が行われております。

また、工業団地の整備を行い大手優良企業の誘致活動、さらには道の駅設置等々に関し取組をされています。我々にとりましては、明るい兆しを感じるところであります。

私たち商工会としましても裾野市を通じて地域の方々、会員事業所の皆様とともに何らかの形でこの事業に参画させていただき地域の発展と会員事業所の発展に繋げていければ幸いと考えます。

また、多様化・高度化する支援ニーズに対応し、企業に寄りそったきめ細やかな支援を行っていきます。「伴走型小規模事業者支援事業補助金」や新たに設けられる「広域支援施策」等を活用し、専門支援機関や金融機関等の他の支援機関との連携を強化し、ノウハウ等の共友に努め各支援機関の強みを生かした支援により、我々中小・小規模事業所の持続的な成長を促進していきます。そのためには、各事業所に対して「中小企業等収益補助金」の活用や巡回訪問等を通じた継続的なフォローアップを実施していきます。

さらに、裾野市の道の駅開設も含めた情勢において、裾野ブランドの充実を図り、裾野ブランド登録商品を中心に登録事業所とともに地域の特産品等の販路開拓支援を積極的に行ってまいります。

裾野市商工会役員・職員一同協力して、会員事業所並びに裾野市のさらなる発展に向けて努力する所存であります。

本年度も、裾野市商工会の運営に対しまして、どうぞ皆様方のご支援ご協力をいただきます様重ねてお願いいたします。 結びに、裾野市並びに会員事業所の益々のご繁栄を祈念し挨拶とさせていただきます。